アドビとアマノがe-文書法対応で協力、タイムスタンプソフトを無償提供

アドビシステムズとアマノは、e-文書法に対応した電子文書システムの提供に関して協力。アマノのタイムスタンプソフトウェアとタイムスタンプサービスを無償で提供する。

» 2005年11月15日 16時25分 公開
[ITmedia]

 アドビシステムズとアマノは11月14日、e-文書法に対応した電子文書システムの提供に関して協力することを発表した。その第一弾として、Adobe Acrobatに対応したアマノのタイムスタンプソフトウェア「e-timing EVIDENCE 3161 for Acrobat」とタイムスタンプサービス「アマノタイムスタンプサービス3161」を無償で提供する。

 アマノタイムスタンプサービス3161は、電子文書のほか画像や音声など、さまざまな電子データに対し、RFC3161などの国際標準規格に対応した形でタイムスタンプを提供するサービス。これに、無償で提供されるe-timing EVIDENCE 3161 for AcrobatとAdobe Acrobatが標準搭載している電子署名機能を組み合わせることにより、コストをかけることなく、e-文書法に対応した電子署名をPDF文書に付与できるようになる。

 ここで付与されたタイムスタンプはPDFに内包され、文書とタイムスタンプが分離しない構造となるため、文書の保存管理が簡素化できる点がメリットだ。また、すでにアマノタイムビジネスが無償で公開しているプラグインソフト「e-timing EVIDENCE Verifier for Acrobat」を活用すれば、無償でタイムスタンプの検証と改ざんの有無を検査できる。

 e-timing EVIDENCE 3161 for AcrobatはアマノタイムビジネスのWebサイトより入手可能だ。Windows 98/Me、Windows NT 4.0/2000/XPおよびAdobe Acrobat 5.0.5/6.0/7.0日本語版の環境で動作する。

 アマノは引き続き、同社のタイムスタンプ機能とアドビシステムズのサーバ製品を連携させ、電子文書市場向けのソフトウェアや関連サービスを提供していく予定だ。

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