KCCS、文書管理システムに情報漏えい防止オプションを追加

京セラコミュニケーションシステムは12月1日、文書管理システム「GreenFile X」に情報漏えい防止オプションを追加した。

» 2005年12月01日 18時11分 公開
[ITmedia]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は12月1日、同社の文書管理システム「GreenFile X」に「情報漏えい防止オプション」を追加した。

 GreenFile Xは、企業のポリシーやルールに沿って電子文書の作成、管理から配布までを行えるよう支援するクライアント/サーバ型のファイリングシステム。個人情報保護法やe-文書法といった法規制を遵守した形で電子文書を保管、管理できるようにする。

 情報漏えい防止オプションは、必要な文書の保管、閲覧を許可しながら、不正なアクセスや流出を禁止したいというニーズに応えたものだ。機密文書に対し「閲覧のみ」「閲覧・印刷のみ」「ログ収集」という3段階でアクセス制御を行い、利用範囲を制限できる。また、クライアントにダウンロードしたファイルの有効期限を指定し、一定期間を過ぎると消去される仕組みも搭載した。

 さらに、機密文書に対する不正アクセス、不正操作がないかを確認するため、アクセス・操作ログの取得が可能だ。収集したログは集中管理し、後の監査や管理者向けのレポートとして利用できる。

 KCCSでは引き続きGreenFile Xの機能を強化し、タイムスタンプを用いたe-文書法対応の電子原本化機能などを提供していく計画だ。

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