ブログスパム経験者は“4割”

NTTドコモやボーダフォンの迷惑メール対策にも参画したネットスター。同社によるブログ利用者からのアンケートからは、スパム対策の不十分さが明るみとなった。

» 2005年12月07日 19時44分 公開
[ITmedia]

 URLフィルタリングや情報収集・分類・配信を行うネットスターは7日、ブログで迷惑行為として知られる「トラックバックスパム」や「コメントスパム」の実態について発表を行った。この調査は、マクロミルに委託して2005年10月21〜22日に実施したものだという。

 今回の発表で明らかとなったのは、ブログ上の迷惑行為の経験比率が4割を超えている点、そしてブログ管理からのコメントとして42%がスパムを受けており、10%が「スパムが不安なためにトラックバックやコメント欄は公開していない」という。

 また、迷惑行為のほとんどが、出会い系やアダルトサイトの広告目的であり、ブログ管理者はイメージダウンに懸念を感じていることを挙げた。迷惑広告の割合いとしては、74.3%が「出会い系サイト・アダルトサイトに誘導するもの」、64.7%が「ブログへの誘導を目的とした、記事内容との関連性のないもの」だという。

 さらに、このような迷惑行為を受けたことによって36%のブログ管理者が、コメントやトラックバックの受け付けを中止したことがあるという調査結果が明らかにされた。

 このような状況に対し、ネットスターでは情報の広がり方に対して対策製品が十分に行き渡ってないことを指摘している。同社の取り組みは、NTTドコモやボーダフォンの

URLフィルタリングサービスや迷惑メール対策にも採用されている。

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