エキサイトブログ、トラバスパム対策をさらに強化

エキサイトブログはトラックバックスパムに対する取り組みの一環として、2日連続で強化実装を実施した。

» 2005年12月08日 19時17分 公開
[ITmedia]

 エキサイトが提供するブログサービス「エキサイトブログ」は、急増するトラックバックスパムに対する取り組みの一環として、12月7日18時より「キーワード拒否設定」機能を、翌8日12時より「トラックバックのリンクチェック機能」を搭載した。

 同社は、11月25日の「エキサイトブログ向上委員会」で「トラックバックスパムに対する取り組みについて」を発表。これまで行ってきたスパムとして確認されたURLをエキサイトブログ全体に適用されるトラックバック拒否設定を施すことに加え、トラックバックスパムの文面に見られるキーワードの拒否を試しているとしていた。また、この時点で「トラックバック制限」機能が追加され、コメントと同様にトラックバックの受け付けを「全てのユーザー」「エキサイトブログユーザー」「トラックバック禁止」から選択できるようになっている。

 今回リリースされた「キーワード拒否設定」機能は、25日に表明された「文面に頻出するキーワードの拒否」を実現したもの。これにより、ブログ単位で禁止キーワードの設定が可能となった。設定画面から「キーワード拒否設定」を選択、禁止したいキーワードを設定することで、このキーワードを含んだコメントやトラックバックを拒否することができるようになる。

 しかし、このリリース直後に一部ユーザーからは、「リンクがないトラックバックを受け付けない」機能の方がトラックバックスパムには有効であるとして、搭載することを願う声が上がっている。本リリースの際、一時的に「リンクがないトラックバックを受け付けない」機能も付加されていたと考えられる。これは、新機能として追加予定のテスト段階のものが表面化したもよう。

 これらの声を受けてか、翌8日12時に、「リンクのないブログからのトラックバック禁止」機能は正式にリリースされた。「設定画面」中の「環境設定」にある「リンクがないトラックバックを受け付けない」のチェックをオンにすることで、ユーザーブログのURLがトラックバック送信元のブログに存在しない場合、トラックバック拒否設定となる。現段階では、エキサイトブログ以外のブログサービスからのトラックバックに限られるとのこと。

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