ブログスパム対策にデータ量、実績でネットスターが製品化

ボーダフォンの迷惑メール対策サービス、トレンドマイクロやNTTドコモへURLフィルタリング技術提供を担ってきたネットスターは、Movable Type向けのスパム対策ソフト「ブロガード」を発表した。

» 2005年12月09日 17時03分 公開
[ITmedia]

 ネットスターは、企業向けのMovable Typeにフォーカスしたブログスパムの対策ソフト「ブロガード バージョン1.0」を発売した。

 同社は、トレンドマイクロやNTTドコモへのURLフィルタリング技術提供をはじめ(関連記事)、ボーダフォンへの迷惑メール対策サービスを提供し、基盤技術を担ってきた実績を持っている。今回の製品「ブロガード」もこれらのノウハウをベースに開発されたものだという。

ブロガードはMT上でプラグイン設定を選択すると、このような独自の設定ページに切り替わり、カテゴリーごとにチェックボックス操作だけでスパムを排除設定することができる

 「ブロガード バージョン1.0」は、Movable Type 3.2(以下、MT)のプラグインとして機能し、リアルタイムに同社のデータベースへ判定を行う。MT用として標準搭載されているプラグイン「SpamLookup」や、オープンソースとして公開されている数々の関連プラグインに比べ、ネットスターが蓄積したデータ量、ノウハウによる判定パターンの恩恵が受けられることが大きなアドバンテージだという。なお、価格は通常提供で、初期費用10万5000円、月額2万1000円〜。また、ホスティングサービス経由では、初期費用は1万500円、月額3150円〜となっている。

 今回の製品は、企業向けのブログ構築やホスティングサービスを行うパートナーを中心に販売経路を拡大。ISPのブログサービスへもアピールを行う予定だという。また、今回は価格設定からも企業向けのソリューションとして発表されたが、今後はSOHOや個人に向けた製品予定もあるとコメントしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ