エントラストジャパンは、電子メール暗号化アプライアンスの最新版「Entelligence Messaging Server 8.0」を発表した。
エントラストジャパンは12月20日、電子メールを暗号化して送信するアプライアンス製品の最新版「Entelligence Messaging Server 8.0」を発表した。
Entelligence Messaging Server 8.0は、企業のゲートウェイ部分でS/MIMEやPGPなどによるメールの暗号化を実施する製品。暗号化作業をエンドユーザーに任せるのではなく、サーバ側で一括して実施することにより、暗号化漏れや誤送信などを防ぐことができる。
Microsoft ExchangeやLotus Dominoといった既存のメールシステムと連動して動作し、Webメールへの対応も可能だ。新バージョンでは電子証明書を発行する認証局(CA)の機能を組み込んでおり、証明書や公開鍵についても一括して管理できる。また、複数のEntelligence Messaging Server 8.0をクラスタ化し、負荷分散やフェイルオーバーを実現することも可能だ。
同時に提供されるアドオン製品「Entelligence WebMail Center 7.5」を利用すれば、Webメールに対する暗号化も可能だ。相手方に対応する環境がない場合でも、暗号化したメッセージをやり取りできる。
また、「Entelligence Compliance Server 7.4」を組み合わせれば、やり取りする電子メールのコンテンツを分析し、ポリシーにしたがってフィルタリングすることができる。外部からのスパムメールを遮断できるほか、企業内部からポリシーに反するメールが送信される事態を防ぐことができる。
Entelligence Messaging Server 8.0の価格は840万円。12月26日より販売が開始される。
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