福島県会津坂下町がZopeを活用したWebサイトを開設

オープンソース・ジャパンは、福島県会津坂下町がZopeを活用したWebサイトを開設したことを発表。日本初の自治体によるZope活用事例であるという。

» 2005年12月21日 16時22分 公開
[ITmedia]

 福島県の会津坂下町がコンテンツマネジメントシステム(CMS)のツールとしてZopeを活用したホームページを開設した事例を発表した。

 この事例はオープンソース・ジャパンとその関連会社のゾープ・ジャパンが12月21日に発表したもの。東北のIT企業を活性化するための任意団体である東北ITクラスタイニシアティブ(TIC)とのオープンソース連携事業の一つとして公開された。同社によると、日本の自治体におけるZopeの活用は、現在のところ報告されておらず、日本での初の稼働実績であるという。

 同システムは、TICのメンバー企業である福島県の朝日システムが会津坂下町から委託を受け開発したもので、ZopeとそのプラグインアプリケーションであるPloneを組み合わせて構築したもの。

 同町では、Zopeの機能を活用して、公開情報の町役場内部での稟議承認機能を管理し、公開承認がなされたものをWebサイトに公開するというフローを確立した。同システムはすでに稼働しているが、その運用は、2006年4月をめどに職員自身が行う予定。

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