Linux技術者認定試験の国内受験者総数が延べ5万人を達成

LPI-Japanは、日本国内におけるLinux技術者認定試験の受験者総数が延べ5万人を達成したことを発表した。これは国別で見ても最大規模。

» 2005年12月26日 16時46分 公開
[ITmedia]

 Linux技術者認定機関である特定非営利活動法人(NPO)LPI-Japanは12月26日、日本国内におけるLinux技術者認定試験(LPIC)の試験開始以来の受験者総数が延べ5万人を達成したことを発表した。

 5万人を達成したのは12月21日。日本語での試験が初めて実施されたのが2000年11月だった。ここ1年の推移を見ると、半年で約1万人というペースで受験者が増えていた。2005年11月には世界の受験者総数が延べ10万人を達成したと発表されていることからも、日本の受験者数が全体の半分近くを占めているという現状が見て取れる。これは国別で見ても最大の実績となる。なお、LPIC認定者の数は現在、レベル1で約1万3000人、レベル2で約3000人となっている。

 LPI-Japanでは、2005年に「LPI-Japanアイテム・ライティング・ワークショップ」(試験問題作成ワークショップ)を開催、LPICの試験問題作成でも貢献している。また、日本独自のプログラムとして、アカデミック認定制度などを実施しており、現在29校39サイトが、LPI-Japanアカデミック認定校に認定されている。

 LPI-Japanの理事長である成井弦氏は、「家電や組み込み機器、ゲーム開発、携帯電話さらにはロボット分野など日本が強い分野でもLinuxの採用が進み、Linux技術者のニーズが非常に高くなっている。このような状況を反映し、今後もLinux技術者の需要の拡大と受験者の増加が見込まれる」とコメントしている。

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