NTTアイティ、低消費電力のMAID技術を採用したストレージシステムを発売

NTTアイティは、RAID装置に比べ消費電力が少ないMAID技術を採用したネットワークストレージシステム「ZFS-NAS MAID」を製品化し、販売を開始する。

» 2006年01月11日 19時41分 公開
[ITmedia]

 NTTアイティは、RAID装置に比べて消費電力を削減するMAID(Massive Arrays of Inactive Disks)技術を採用したネットワークストレージシステム「ZFS-NAS MAID」を製品化し、1月12日より販売を開始する。

 ZFS-NAS MAIDは、I/Oブロック単位の階層型ストレージ管理を実現するNTTアイティのファイルサーバソフトウェア「ZFS」を搭載したNASサーバと、MAID技術を採用したディスクアレイを組み合わせたシステム。CIFS、NFS、FTPの各プロトコルに対応しており、ネットワークインタフェースとしてギガビットイーサネット2ポートを搭載する。容量によって12TB、24TB、48TBの3モデルが用意されている。

 特徴は、複数のHDDからなるRAIDを多数構成したうえで、HDDの起動/停止をRAID単位で制御して省電力化とHDDの寿命延長を図るMAID技術の採用により、消費電力を抑えていること。従来のRAID装置と同等のパフォーマンスを実現しながら、消費電力は4分の1以下に抑えられるという。

 価格は、ハイエンドの48TBモデルが8032万5000円。従来のRAID装置のバックアップのほか、映像コンテンツやCAD、帳票データ、メールやログなどの蓄積、保存といった用途向けに、年間100セットの販売を見込む。

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