横領や背任行為への備えを――UBICが危機管理体制構築支援サービスを提供

UBICは、企業で知的財産権の侵害や詐欺、横領、情報漏えいを含む背任行為などが発生した際の緊急対応を支援する会員制サービス「UBIC MEMBERS」を提供する。

» 2006年01月17日 14時41分 公開
[ITmedia]

 UBICは1月17日、企業で知的財産権の侵害や詐欺、横領、情報漏えいを含む背任行為などの事態が発生した際の緊急対応を支援する会員制サービス「UBIC MEMBERS」の提供を開始することを発表した。

 UBIC MEMBERSでは、コンサルティングを通じて危機管理体制の構築を支援するほか、インシデント発生時にはフォレンジックツールを用いた原因究明、調査を支援する。緊急時に備えた危機管理体制を確立するとともに、事故発生時には迅速に調査を行い、被害の最小化を図ることで、企業価値の低下というリスクをヘッジするという。

 サービス提供に当たってUBICは、企業向け保険を販売するAIGコーポレート・ソリューションズ・インクと提携を結んだ。UBICが会員企業を被保険者として一括契約することで、知的財産権の侵害や横領などのインシデントが発生した際のコンサルティング費用の一部が補償される仕組みだ。保険料はUBICが支払い、保険引受先はAIU保険となる。

 また会員特典として、会員限定のセミナーが開催されるほか、フォレンジックツールの特別価格での提供も行われる。

 UBICはこのサービスにより、2006年施行予定の新会社法や公益通報者保護法、2008年に施行が見込まれる日本版SOX法に備えた内部統制強化を実現し、不正が起こらない企業風土の醸成を支援するとしている。

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