アルパイン、IBMとダッソーのPLMソリューション導入

日本IBMとダッソーは、アルパインが電気・電子業界向けソリューション「IMPD(Integrated Mechanical Product Development)を活用し、設計業務プロセスの改革を実現したことを明らかにした。

» 2006年01月24日 12時38分 公開
[ITmedia]

 日本IBMとダッソー・システムズは1月24日、カーオーディオメーカーであるアルパインが、IBMとダッソー・システムズの電気・電子業界向けソリューション「IMPD(Integrated Mechanical Product Development)を活用し、設計業務プロセスの改革を実現したことを明らかにした。これによりアルパインは、最速設計手法を構築、特に樹脂成型部品の新規モデリングで35%、モデリングの設計変更で70%の作業工数短縮を実現したという。

 競争の激しい自動車業界の動きに対応するため、アルパインは、品質を維持しながら革新的な製品の市場投入を加速しなくてはならない環境にある。そこで、IMPD導入に踏み切った。IMPDソリューションはダッソーで開発された電気、電子業界に特化したニーズに対応するソリューション。3次元で製品定義するCATIA V5と、コラボレーティブな製品データとライフサイクルを管理するSMARTEAMから構成されている。

 同社は、QCD(品質、費用、配送)向上のため、社内におけるPLM実現を促進するためにIMPDに着目した。IMPDを用いて、設計部門と金型部門が連携し、迅速な設計手法を開発したことにより、設計品質の向上と工数短縮が実現、設計時間短縮と生産性向上を図ることができる。結果として、さまざまな顧客の要求に迅速に対応できるとしている。

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