日本版SOX法に向け、紙文書の電子化支援ソフトを販売――日商エレ

日商エレクトロニクスは、日本版SOX法の導入をにらみ米EMC CAPTIVAの文書キャプチャーソフト「InputAccel Express」日本語版を2月に販売する。

» 2006年02月14日 14時41分 公開
[ITmedia]

 日商エレクトロニクスは2月14日、日本版SOX法の導入をにらみ米EMC CAPTIVAの文書キャプチャーソフト「InputAccel Express」日本語版を販売すると発表した。

 企業内で発生する大量の紙文書を電子文書に変換し、ECM(Enterprise Contents Management)などの文書管理システムと連携するソフトウェア。イメージエンハンスメント処理や、日本語OCR・OMR・バーコードで自動認識処理し、イメージデータを表示しながら容易にインデックス入力を行える。

 スキャニングから画像処理までの工程を自動化するキャプチャーフローを作成するGUIベースの「プロセス・ウィザード」を搭載しており、従来製品と比較して10分の1以下の時間でフローを作成できるのが特徴。作成されたデータは、さまざまなファイル形式で、主要な文書管理システムへエキスポートすることが可能だ。

 価格は、年間9万5000枚処理/1サーバライセンスで25万円など。日商エレクトロニクスでは、日本版SOX法の導入を視野に、InputAccel Expressなどのドキュメント管理製品を「内部統制対策ソリューション」として100名体制で販売していく。

 2005年施行された個人情報保護法などの影響で、企業は情報漏えい対策の一環として紙文書の電子化へシフトしている。2008年に導入が予測される日本版SOX法でも、契約書や受発注書などの商取引文書の厳格な管理が必要となることから、文書の電子化の流れはさらに高まるとみられる。

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