ニュース
» 2006年02月15日 00時00分 公開

2006年Microsoftが抱える課題トップ10 (2/3)

[Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

4. Vistaツールの拡充が急務

 Microsoftは気前よく低コストの開発ツールや技術情報を提供してソフトウェア開発者をサポートし、彼らをWindowsや他の戦略製品の熱心な信奉者にしている。ところが同社のデベロッパー部門は、Visual Studio 2005の困難な開発サイクルを乗り越えたばかりであり、Windows Vistaで企業開発者たちが必要とするツールまでは手が回らない状況だ。2006年、同部門はアプリケーション開発を促進するためにも、Vistaをサポートする次世代基本ツールの開発に全力を挙げなければならない。

 「Webサービスフレームワークと同様、Vistaのパーツもツールを強く求めている。Microsoftは開発者、特に生のAPIではプログラミングが大変なVisual Basic開発者に、Vistaツールを提供する必要がある」──Greg DeMichillie、デベロッパー主任アナリスト

5. オンライン戦略の徹底的な刷新を

 Microsoftの最新のオンライン戦略は、広告収入を荒稼ぎするGoogleの動きに対抗しながら、サブスクリプションサービスへの取り組みを推し進めるものだ。2005年にはさまざまな動きがあった。リークされたメモ、ブログを駆け巡った噂、組織再編、新しい“Live”ブランド。しかし、サービスの品質、市場シェア、売上高などに大きな進展は見られなかった。2006年、Microsoftのオンライン戦略は徹底的な練り直しを求められている。そうしなければ、Microsoftは今年もニュースのヘッドラインをGoogleに奪われ、広告収入を独占されてしまうだろう。最悪の場合、オンラインサービスの台頭によって、Microsoftのコアビジネスであるソフトウェア販売にも影響が及びかねない。

 「Microsoftのオンライン戦略は、年老いた映画スターのように煩雑に化粧直しが行われてきた。最新の戦略はGoogleの脅威に対応しているが、Microsoftは新しい広告プラットフォームを構築し、スモールビジネス向けのオファーを明確に示すべきだ」──Matt Rosoff、コンシューマーおよびコーポレート主任アナリスト

6. 中小ビジネス市場でダイナミックに

 中小ビジネス市場は活況を呈しているが、Microsoftはエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)戦略で4つの製品ライン、4つのパートナー群、4つの開発プラットフォームと、混乱を続けている。SAPやOracleもいまだミッドサイズ市場攻略の端緒をつかんでいないが、既に競争は始まっている。2006年、ビジネスソリューション部門を長らく率いてきたDoug Burgum氏の跡を継ぐ新しいトップは、新しく名付けられたDynamics製品ラインがパートナー各社にどのような一貫性のあるサポート、販売支援を提供できるのか、あるいはどのように既存の顧客を移行させるのか、その詳細を明らかにしなければならない。

 「2005年度の実績は、買収したすべての製品から期待通りの利益を得るための適正な規模、チャネル、製品ラインを、同部門が持っていなかったことを示すものだ。新しいマネジャーには、今後多くの仕事が待ち受けている」──Chris Alliegro、ビジネスアプリケーション主任アナリスト

Copyright(C) 2007, Redmond Communications Inc. and Mediaselect Inc. All right reserved. No part of this magazine may be reproduced, stored in a retrieval system, or transmitted in any form or by any means without prior written permission. ISSN 1077-4394. Redmond Communications Inc. is an independent publisher and is in no way affiliated with or endorsed by Microsoft Corporation. Directions on Microsoft reviews and analyzes industry news based on information obtained from sources generally available to the public and from industry contacts. While we consider these sources to be reliable, we cannot guarantee their accuracy. Readers assume full responsibility for any use made of the information contained herein. Throughout this magazine, trademark names are used. Rather than place a trademark symbol at every occurrence, we hereby state that we are using the names only in an editorial fashion with no intention of infringement of the trademark.

注目のテーマ