三菱電機インフォメーションテクノロジーは、さまざまなITシステムからログを収集し、分析を加える「LogAuditor Enterprise」を発表した。
三菱電機インフォメーションテクノロジー(MDIT)は2月23日、企業内のさまざまなITシステムが生成するログを収集、管理し、分析を加える「LogAuditor Enterprise」を発表した。日本版SOX法をにらんだ内部統制支援ツールとして提供していく。
LogAuditor Enterpriseは、ネットワーク管理システムやコンテンツ管理システム、入退室管理システムなどが生成するログデータを取り込み、正規化などの処理を施す「LogAuditor/PSF」、ログデータを保管するデータベース「LogAuditor/LDB」、データベース内の情報を元にさまざまな分析を加える「LogAuditor/AQL」という3つのコンポーネントから構成されている。
このうちLogAuditor/LDBは、テラバイトを超えるデータ量にも対応できるログ専用のデータベースで、日々発生する大量のログデータを10分の1以下に圧縮して蓄積できる。また、高速テキスト検索機能によって、大量のログの中から必要な情報を迅速に見つけ出すことも可能という。またLogAuditor/AQLでは、データベースの中から分析に必要な項目を格納し、さまざまな角度や切り口から柔軟な検索、集計が行える。
LogAuditor Enterpriseの価格は、サーバ1CPU当たり1050万円から。3月27日より販売を開始する。
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