NTT東日本とNTT西日本は、ウイルス感染により、同社の顧客1396名分の個人情報や社員情報を含むファイルがWinnyネットワーク上に流出していたことを明らかにした。
NTT東日本とNTT西日本は2月24日、ウイルス感染により、同社の顧客1396名分の個人情報や社員情報を含むファイルがP2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出していたことを明らかにした。
流出が判明したのは2月23日。NTT東日本の顧客、1396ユーザーの氏名や会社名、住所、電話番号などがWinnyネットワーク上に流出した。この中にはNTT西日本と共通の顧客、6ユーザー分のデータが含まれていた。また両社社員の氏名や所属組織、電話番号、メールアドレスといった社員情報も229人分流出していたという。
原因は、NTT東日本栃木支店の業務委託先であるNTT東日本-栃木に所属する社員の自宅PCが、Winny経由でまん延するウイルスに感染したため。両社では、「従来より業務関連ファイルなどの社外への持ち出しは禁止」していたというが、今回の事件を踏まえ、社員に対する周知/教育の徹底や情報管理体制の強化を図るとしている。
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