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» 2006年03月13日 11時05分 公開

世界の外付けディスクストレージ市場は11.2%の堅調な成長

ガートナージャパンは2005年および2005年第4四半期の世界の外付けディスクストレージ市場の実績を発表した。

[ITmedia]

 Gartnerは3月10日、2005年および2005年第4四半期の世界の外付けディスクストレージ市場の実績を発表した。内容は米Gartnerが3月7日に明らかにしたもの。市場は11.2%増の147億ドルと堅調で、IBMとDellの躍進が目立った。

2005年(1〜12月)の状況

 2005年の世界外付けディスクストレージ市場は、総売上が147億ドルとなり、2004年の132億ドルから11.2%増という高い成長率を記録した。首位に立ったのはEMC、これにヒューレット・パッカード(HP)が続いた。3位のIBMは、シェアは2004年の12.6%から14.5%へと大きく拡大し、2位のHPに迫る勢いがある。

 また、上位ベンダーの中で最も高い成長率を記録したのはDellだった。Dellは売り上げで見ると前年比42.1%という非常に高い成長率を記録した。現在、シェアの大部分を大手ベンダーが占めており、2005年は総売上に対して上位7ベンダーが占める割合は81.6%となっている。2004年の77.8%からさらに増えている状況だ。

 Gartnerのグローバルストレージ四半期統計プログラムの主席アナリスト、ドナ・テイラー氏は「上位7ベンダーによる2005年のマーケットシェアの増加には、合併や戦略的協業関係、パートナー関係の構築などが一役買っている」と話している。

■表1 2005年、外付けディスクストレージ世界市場。単位は百万ドル、出典はGartner Dataquest(2006年3月)

2005年第4四半期(10〜12月)の状況

 2005年第4四半期、上位ベンダーのうち数社が前年同期と比較して大幅な成長率を記録した。DellおよびIBMはそれぞれ60.4%および49.7%と大幅に売り上げを伸ばし、業界全体の成長率アップに貢献している。

 また、DellおよびIBMの成長率には及ばないものの、Network Applianceの成長率も前年同期比23.2%という高い水準となった。同社は「FAS3000」の好調な実績に支えられ、2005年第4四半期にはサンを抜いて第6位となった。

 2005年のサンの年間売上高は、前年比で0.8%減少したが、四半期ごとの推移を見ると第4四半期は9.1%増となっている。背景には、ミッドレンジおよびデータセンターアレイへの売り上げ構成のシフトがあるという。2005年第3四半期のStorageTekの買収は2005年後半の同社の売り上げに良い影響を与え、年間売上全体の落ち込みを緩和する役割を果たしたとGartnerは分析している。

■表2 2005年、外付けディスクストレージ世界市場。単位は百万ドル、出典はGartner Dataquest(2006年3月)

 なお、外付けディスクストレージ市場はHDDのみを搭載するJBOD製品を含まないとしている。また、EMCの売り上げにはDellなどへのOEM売り上げを含まない。日立製作所の売り上げにもHP、サンなどへのOEM売り上げは含まれていない。

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