NECフィールディング、ITサービスマネジメントの国際規格「ISO20000」を取得

NECフィールディングはITサービスマネジメントの国際規格「ISO20000」の認証を、保守サービス領域を対象として取得したと発表した。

» 2006年03月13日 17時40分 公開
[ITmedia]

 NECフィールディングは3月13日、2005年12月15日に策定されたITサービスマネジメントの国際規格「ISO20000」の認証を、保守サービス領域を対象として2月27日に取得したと発表した。認証範囲の対象人数は約3000名となり、世界でも最大級の規模での認証取得となった。

 今回の認証は、NEC製のサーバ製品ACOSシリーズおよびNXシリーズの保守契約を締結した顧客企業への故障保守サービスの業務を対象として、迅速かつ確実に障害復旧を行う仕組みを構築し、運用していることが評価されたものという。

 ISO20000は、ITIL(IT Infrastructure Library)をベースとして、企業の情報システム部門やITサービスベンダーが効果的かつ効率的に、ITサービスを提供するための管理フレームや評価基準を規定する国際規格。

 同社では、2002年からITILの導入に取り組んでおり、既に600名以上のITILファンデーション資格取得者を育成し、全国にアサインしている。

 同時に、保守サービス業務におけるITIL導入も推進し、地震や台風などの災害による故障に対する迅速な対応や、東西2カ所のカスタマサポートセンターを核とした故障保守サービスの体制構築といった成果を上げている。ISO20000認証取得は、これらの継続的な取り組みと成果が認められたものとしている。

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