内部の脅威から社内LANを保護するアプライアンス――マクニカ

マクニカネットワークスは、米ConSentryの社内LANセキュリティ製品を4月から販売する。社内ユーザーのネットワークアクセスを可視化し、役割ベースのアクセス制御を行えるアプライアンスだ。

» 2006年03月14日 11時29分 公開
[ITmedia]

 マクニカネットワークスは3月14日、米ConSentry Networksの社内LANセキュリティ製品「セキュアLANコントローラ CSシリーズ」を4月から販売すると発表した。

 同製品は、内部の脅威からLANを保護するためのセキュリティアプライアンス。部門のアクセススイッチと全社のコアスイッチの間に設置して、透過的に利用できる。IEEE802.1Xにおける「オーセンティケータ」として機能するだけでなく、JaveやActiveXのエージェントをクライアントにダウンロード提供して、健全性をチェックして接続を許可する検疫ネットワーク機能を提供する。将来的には、シスコシステムズのNACやマイクロソフトのNAPなどとの相互接続性も確保するという。

 また、レイヤ2からレイヤ7までのパケットインスペクション機能を搭載しており、各ユーザーにトラフィックをひも付けた可視化が可能。そのトラフィックに対して、組織内の役割に応じたロールベースのアクセスコントロールを適用できる。さらに、米国特許出願中のアプリケーションの振る舞いに基づいたスレットコントロール機能により、ワームによるトラフィックとユーザーの通常トラフィックを識別してマルウェアのゼロデイ攻撃を検出することができるという。

 価格は、440万円から。マクニカネットワークスでは、プライバシーマーク、ISMS認証を取得された企業や、セキュリティシステムコンサルティングなどを中心に販売していく。また、日本版SOX法などの法規制が求める内部統制の基盤ソリューションとしても積極的に展開する。

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