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» 2006年03月27日 13時06分 公開

AMDがLinuxWorldで仮想化技術搭載プロセッサを披露へ

Advanced Micro Devices(AMD)は4月に、「AMD Virtualization」技術を搭載した新しいサーバ用プロセッサを初めて披露する。

[John G. Spooner,eWEEK]
eWEEK

 Advanced Micro Devices(AMD)は4月に、「AMD Virtualization」技術を搭載した新しいサーバ用プロセッサを初めて披露する。

 AMDの担当者がeWEEKに明らかにしたところによると、同社はボストンで開催されるLinuxWorldにおいて、開発中の「Rev F」プロセッサのデモを行う予定だ。このプロセッサには、これまで「Pacifica」の名前で知られていたAMD Virtualization技術が搭載されている。LinuxWorldは4月3日に開幕する。

 AMD Virtualizationは、サーバを分割して複数のOS/アプリケーションセットを同時に稼働することによってサーバの効率的利用を可能にする技術。パフォーマンスの改善につながる技術をチップに組み込むという同社の取り組みの一環として開発された。

 AMDとライバルのIntelの両社はこのところ、プロセッサの速度を宣伝するよりも、プラットフォームレベルでの機能強化にフォーカスするという路線にシフトしている。両社はそれぞれ今年投入するサーバ用プラットフォームで、最大の機能強化点の1つとして仮想化技術をアピールする考えだ。

 AMDの電子メールによると、3月19〜24日にソルトレークシティーで開催されたNovellのBrainShareイベントで、Novellの「OpenSUSE 10.0」およびXenSourceの「Xen 3.0.2」とともにAMD Virtualizationの「プレビュー」を行った。LinuxWorldでは、この仮想化技術を初めて一般公開するという。

 新技術が組み込まれるAMDのプロセッサは、同社内でRev Fというコードネームで呼ばれ、DDR2(Double Data Rate 2)メモリへのアドレスが可能な新型オンボードメモリコントローラーをはじめとする改善を通じてAMDベースのサーバを強化する。またRev Fでは、マザーボードへの装着用に「AM2」と呼ばれる新ソケットが採用される。

 一方Intelは、すでに一部のプロセッサで「Intel Virtualization Technology(VT)」技術を利用可能にした。同社のXeon MPプロセッサ「Paxville」を搭載するサーバを利用しているユーザーは、Dell、Hewlett-Packard、IBMなどのメーカーを通じてシステムソフトウェアのアップグレードを入手することにより、同技術を有効にすることができる。

 IntelのVT技術は、今月開催されたIntel Developer Forumでデモが行われた「Dempsey」や「Woodcrest」などのXeon DPプロセッサにも組み込まれる。Dempseyは5月ごろに、Woodcrestは7〜9月期にリリースされる見込みだ。

 AMDでは、同社の仮想化技術を搭載したプロセッサを2段階で投入するとしている。デスクトップ向けの「Rev F Athlon 64 X2」は4〜6月期に登場し、「Rev F Opteron」は7〜9月期に登場する予定だ。

 また、AMDは、Rev FベースのAthlonおよびOpteronを何種類か提供する方針。同社によると、Rev FベースのOpteronはより強力なパフォーマンスを提供するが、現行チップと同じ95ワットおよび68ワットのパワーエンベロープに収まるという。

 激しい競争を繰り広げるAMDとIntelだが、両チップメーカーによると、両社の仮想化技術はよく似ているので、ソフトウェアメーカーは1つのアプリケーションを書くだけで両社の技術を利用することができるとしている。また両社は将来、I/O機能なども組み込むことによって仮想化技術を拡張する考えだ。

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