Oracleでサービスレベルを管理しよう運用管理ツールで何ができるのか(3/5 ページ)

» 2006年04月03日 07時00分 公開
[ITmedia]

パフォーマンス低下の原因を特定する

 システムのレスポンスが低下すると、EM 10gは管理者に向けて電子メールで警告メッセージを配信する。管理者はこの警告を受け取った場合、その警告の内容をEM 10gのトップ画面の「すべてのターゲットアラート」の表示で確認できる(画面2)。さらに、「アラート」タブには、EM 10gの監視対象に発生しているアラートが一覧表示されるので、詳細を確認して対処を行いたいアラートを選択して詳細を確認できる。詳細情報画面上には、アラートの発生したアプリケーションの過去24時間のパフォーマンス状態がグラフで表示される。

画面2 EM 10gトップ画面のアラート表示

 Webアプリケーションの管理画面の「リクエスト・パフォーマンス」タブでは、ユーザーがリクエストしたWebアプリケーションのURLごとに、サーバ側での処理時間のグラフが、行われた処理の内訳(HTTPサーバの処理時間、J2EEの処理時間、データベースの処理時間)に従って色分けされ、表示される。これにより、ボトルネックになっている部分が判断できる(画面3)。ボトルネックが分かれば、あとは適切な処置を施すことでレスポンスの低下を解消できる。

画面3 「リクエスト・パフォーマンス」タブで処理時間を確認

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