SiteAdvisorでは攻撃や詐欺に使われる危険なサイトを特定し、ブラウザやWeb検索結果に安全ランキングを表示する。McAfeeは買収によってコンシューマー保護強化を図る。
セキュリティソフトメーカーのMcAfeeは4月5日、Webサイトの安全性評価を手掛ける米SiteAdvisorを買収したと発表した。
SiteAdvisorはマサチューセッツ工科大学のエンジニアが2005年に設立した新興企業。Webトラフィックの95%強のサイトをテストし、スパイウェアやアドウェア、スパム、ブラウザ攻撃、オンライン詐欺といった「ソーシャルエンジニアリング」型攻撃に使われる危険なサイトを特定、ランク付けしたデータベースを作成している。
同社のソフトでは、この安全ランキングを赤、黄、緑のアイコンでブラウザのツールバーに表示する。Google、Yahoo!、MSNといった検索サービスを使う際は、検索結果の各リンクの横にこの安全レーティングが表示され、安全なサイトと避けるべきサイトを識別できるようになっている。
SiteAdvisorのデータベースがMcAfeeの製品とサービスに加わることでコンシューマー保護を強化でき、ユーザーが安心してネット検索・閲覧ができるようになるとMcAfeeは説明。また、企業向け製品にも大きな恩恵をもたらすと話している。
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