日立製作所およびNTTデータはLinuxをはじめとしたオープンソースソフトウェアをミッションクリティカルシステム領域への浸透を図る目的でミラクル・リナックスに資本参加したことを明らかにした。
ミラクル・リナックスは4月6日、日立製作所とNTTデータの2社が資本参加したことを明らかにした。
現在、同社が発行している全株数は8000株。このうち日本オラクルが保有している株式58.5%から4%が日立製作所とNTTデータにそれぞれ譲渡された。
今回の資本参加について、日立製作所およびNTTデータはLinuxをはじめとしたオープンソースソフトウェアをミッションクリティカルシステム領域への浸透を図る目的であると説明している。
日立製作所については、2005年6月にLinuxに関する技術提携で基本合意していた(関連記事参照)。今後、パッチの差分情報などの効率的な提供方法などで動きがあると見られる。
一方、NTTデータについては、同社内でのさまざまな活動の成果をビジネスへ反映させていく方法について議論していると見られる。
今回の発表による株主構成は以下のとおり。
株主 | 割合 |
---|---|
日本オラクル | 50.5% |
NEC | 14% |
日立製作所 | 4% |
NTTデータ | 4% |
サンブリッジ | 4% |
オービックビジネスコンサルタント | 3% |
大塚商会 | 2% |
役員・社員など | 18.5% |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.