国内RFID実証が続々と、IBMは医薬品追尾実証に成功

日本IBMは、医薬品の出荷から、病院での投薬までの流れを追尾するシステム構築で実証実験の成果を発表した。

» 2006年04月10日 11時39分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エムは10日、電子タグを利用した病院内外における医薬品の流れを追跡した実証実験の成功を発表した。

 この実証は、独立行政法人国立病院機構京都医療センター、京都高度情報化推進協議会、Auto-IDラボ・ジャパンが協力して実現されたもの。

 このシステムでは、電子タグを利用して製薬会社における医薬品の出荷から、病院での投薬までの流れを追尾する構築から実証までを網羅させた。

 なお今回の取り組みは、総務省が平成16年度から実施している「電子タグの高度利活用技術に関する研究開発」の一部となっている。

 日本IBMは今回の構築に当たり、電子タグによる医薬品情報の識別にとどまらず、薬品名、有効期限、ロット番号などの固有情報から医薬品を検索できる技術を開発したという。

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