アイ・エイ・ジャパン、中小製造業向け生産管理システム「モノづくラー」を提供

アイ・エイ・ジャパンは中規模および中小製造業向けの生産管理パッケージ「モノづくラー」の提供を開始したと発表した。

» 2006年04月10日 20時01分 公開
[ITmedia]

 アイ・エイ・ジャパンは4月10日、中規模および中小製造業向けの生産管理パッケージ「モノづくラー」の提供を開始したと発表した。モノづくラーの開発元は同社と提携するシスティマティクス。海外製品の大規模導入による効果を得られなかったユーザーなどをターゲットにし、日本発の生産管理パッケージとして、日本的なビジネス慣習に対応した機能を提供する。

 同社では、生産現場の管理分野では特に、欧米型のアプリケーションを日本企業に適用することが難しいと認識しているという。そこで、生産管理システムに携わって20年間の実績から得たノウハウを生かすために両社が協力し、「現場の可視化」を図る生産管理パッケージとして、モノづくラーを開発、販売することになったとしている。

 モノづくラーは、6つのコンポーネント(BOM/生産計画/製造指示/作業報告・受入/在庫管理/集計バッチ処理)と1つのダッシュボードから構成されている。

 また、アプリケーションとしての特徴は、Windows 環境で操作できること、ASPスケジューラーを実装していることが挙げられる。これにより、ASPを基本エンジンとして効率的に所要量計算を行う。製番とのひも付けを製造指示の段階で行うことにより、所要量計算のスピードを上げるとともに、以降のトレーサビリティーを確保することができるという。また、工程負荷を勘案した山積み/山くずしにより、現場の状況を適切に把握し、納期の合理的な管理が可能になるとしている

 さらに、負荷の視認機能や標準原価積み上げ機能、作業予定の視認機能、製番(オーダー/ロット)別トレーサビリティー、マネッジメントダッシュボードの採用によるKPI 管理といった機能も盛り込まれている。また、Visual Studio.netをベースに開発しているため、Webサービスにも対応している。

 稼働環境はOSはMicrosoft Windows 2000 Server、データベースはMicrosoft SQL Server 2000以上。価格は、小規模構成が300万円から、中規模構成は600万円から、大規模構成は1350万円からとなっている。

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