IBM、富士通、HP、BMCの4社が相互接続に関する仕様を共同で作成へ

BMC Software、富士通、HP、IBMの4社はマルチベンダーの製品で構成される複雑なITインフラ環境からのさまざまな情報を統合し、アクセスできる新しい相互接続の仕様を作成することを明らかにした。

» 2006年04月12日 14時18分 公開
[ITmedia]

 BMC Software、富士通、HP、IBMの4社は4月11日、マルチベンダーの製品で構成される複雑なITインフラ環境からのさまざまな情報を統合し、アクセスできる新しい相互接続の仕様を作成することを明らかにした。2006年後半に、業界規格団体に向けて仕様のドラフト版を提出する予定という。

 4社は互いに協業し、構成管理データベース(Configuration Management Databases:CMDB)とほかのデータリポジトリとの間で情報を共有できるオープンな業界仕様を開発する。これにより、新しいハードウェアやアプリケーション、ミドルウェアを追加する際の顧客への幅広い選択肢と柔軟なシステム構築環境を提供することができる。

 一般に、ITインフラに関する情報は組織ごとに異なっているため、相互にアクセスすることが困難になっているのが現状という。特に、コンプライアンスやガバナンスの問題に取り組む組織にとっては、これらの問題が重要な課題となっている。今回の取り組みにより、「最後にアプリケーションが更新された時間」「重要な構成情報に変更が実施されているか」など、IT環境への変更の追跡が容易に行えるようになるとしている。

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