Winnyによる情報漏えいを防ぐアプライアンスをNECが提供

NECは「CapsSuite」のコンポーネントである無許可PC検知/遮断ソフトであるWebSAM SecureVisor NetWork Agentのアプライアンス版を強化した「InterSec/NQ30b」を出荷すると発表した。

» 2006年04月12日 14時59分 公開
[ITmedia]

 NECは4月12日、総合サイバーアタック対策システム「CapsSuite」のコンポーネントである無許可PC検知/遮断ソフトであるWebSAM SecureVisor NetWork Agentのアプライアンス版を強化した「InterSec/NQ30b」を、4月28日に出荷すると発表した。

 新製品は、ネットワーク内の機器を監視するアプライアンス。ラック搭載が可能になるサイズに変更したり、机の横などへのはり付けを可能にする強力マグネット添付したりすることができる。これにより、情報システム部門の要求する効率的な設置、運用を可能にしたものとなっている。

 また、管理サーバであるWebSAM SecureVisor SiteManagerを組み合わせて導入することにより、私用PCをはじめとした無許可PCの社内ネットワーク接続の検知、遮断を実現する。さらに、機能拡張を行うことにより総合サイバーアタック対策システムであるCapsSuiteへの拡張も可能という。

 CapsSuiteは、NEC社内のサイバーアタック対策システムであるCAPSで実証した、サーバやパソコンなどプラットフォーム製品のセキュリティ管理機能を汎用パッケージ製品化したもの。WinnyなどのP2Pファイル交換ソフトウェアの利用によるトラブルが深刻さを増す中で、段階的に対策を講じることができる。

 価格は管理ソフトウェアであるWebSAM SecureVisor Ver2.2と、WebSAM SecureVisor Ver2.2 SiteManager1ライセンスを含めた最小構成で49万7000円となっている。

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