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» 2006年04月12日 17時05分 公開

フューチャーとスギ薬局が共同開発したポイント管理システムが稼働

フューチャーシステムコンサルティングは4月12日、スギ薬局向けに構築したリアルタイムポイント管理システムと情報分析システムが全社稼働したと発表した。

[ITmedia]

 フューチャーシステムコンサルティングは4月12日、スギ薬局向けに構築したリアルタイムポイント管理システムと情報分析システムが全社稼働したと発表した。フューチャーは2004年5月から、スギ薬局のIT投資に関する戦略的パートナーとして、全社総合システムのシステム化計画立案と上記システム群の要件定義、設計、開発までを一貫して担当している。

 ポイント管理システムの特徴は本部集中管理とリアルタイムポイント管理にある。同システム稼働前は、各店舗に設置したサーバでポイントを管理していたため、顧客がカード発行店舗以外で購入した場合、ポイントの反映に2営業日を要したり、景品交換はカード発行店舗のみでしかできなかったりといった制約があった。

 そこで、システムを本部でポイントを集中管理する仕組みに変更、上記の制約を解消することで、顧客の利便性向上を図った。また、本部集中管理にすることで、情報セキュリティ面でも管理しやすくなったとしている。

 同システムでは322店舗(2006年1月末現在)、約1000台のPOSレジスタ(東芝テック社製)をサポートし、リアルタイムにポイントを照会し、更新も可能な環境を実現しているという。さらに応答性能についても、フューチャーが提供するリアルタイムフレームワークの活用により、1秒以内のレスポンスを達成、顧客を待たせることなくポイント更新を行えるようにしたという。

 また、同システムの構築に先立ち、全店のネットワークをADSL化し、ポイントのリアルタイム化に伴う帯域の確保を行うとともに、ネットワーク費用の大幅削減を実現したとしている。

情報分析システムの特徴

 同システムは、店舗を対象とした1次フェーズ(2005年11月稼働)、本部を対象とした2次フェーズ(2006年3月稼働)に分けて開発が行われてきた。

 1次フェーズにおいては「数値に基づく営業マネジメント」「品ぞろえの改善と売り場の活性化」を目的とし、売り上げ速報、店舗P/L(損益計算書)、売れ筋分析、カテゴリ分析、新商品分析などのアプリケーションを構築した。HTMLベースのWebアプリケーション形式で構築したことにより、パート社員でも使いやすい操作性を実現しているという。

 一方、2次フェーズでは「多角的なデータ分析システム」を目的とし、単品、カテゴリ分析、取引先分析などのアプリケーションを構築した。技術基盤としては、フューチャーが提供する多次元OLAPを取り入れたデータベース検索コンポーネントを活用、自由度の高い分析機能を実現している。

 なお、情報分析システムは、既存の基幹MDシステムから日次でデータを受信し、POS、発注、仕入れデ、在庫、特売といった各データを最大3年間保持する大規模データウェアハウスとなっており、検索エンジンとしてフューチャーのデータベース検索コンポーネントを活用することにより、高い性能と開発生産性を両立したとアピールしている。

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