NTTは、128ビットブロック暗号アルゴリズム「Camellia」のNTT製ソースコードをオープンソースとして公開した。
日本電信電話(NTT)は4月13日、128ビットブロック暗号アルゴリズム「Camellia」のNTT製ソースコードをオープンソースとして公開した。ソースコードは同社Webサイトで公開されている。
Camelliaは、2000年に三菱電機とNTTが開発した国産の128ビットブロック暗号アルゴリズムで、2005年12月には国産暗号として初めてSSL/TLS、IPsec、S/MIME、XMLの標準規格としてRFC化されている。
安全な高度情報流通社会を支える国際的な基盤技術に広めていくというNTTの方針に基づき、今回、無償公開した。ライセンス形式は、利用条件が異なる複数のオープンソースを用意するマルチプルライセンス。オープンソースとしてソースコードを公開することにより、Camelliaを搭載する製品開発や試験運用での利用者の作業負担が軽減され、さらなる普及・促進が図れるとしている。
今回公開したのは、これまで公開していた参照コードよりも同社比で約3倍高速なものという。
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