カシオが人材育成を強化した「ADPS人事統合システム7」をリリース

カシオ計算機は大企業向けの人事給与システムとして知られる同社のパッケージアプリケーション、ADPSシリーズに「ADPS 人事総合システム7」を投入すると発表した。

» 2006年04月19日 20時58分 公開
[怒賀新也,ITmedia]

 カシオ計算機は4月19日、都内で記者発表会を行い、大企業向けの人事給与システムとして知られる同社のパッケージアプリケーション、ADPSシリーズに「ADPS 人事総合システム7」を投入すると発表した。

 新製品では、フレームにコンポーネントを追加する形式でシステムを拡張できるプラットフォームがベースになる。それをベースに、人事、給与、就業、申請などの各業務向け機能を強化することで、カバーできる業務領域を大幅に広げた。また、フルWeb化、操作性の改善を図ることで、より直感的なインタフェースを実現したとしている。

 また、通常業務に追加する形で人材育成も強化する。コンピテンシー、キャリア申告、目標管理、人材公募制度、社内FA制度などの実装が可能なHR Libraryも加えられている。

 ADPSシリーズはリリースから16年間に、大手企業2200社、準大手企業3300社に導入されており、大企業の人事パッケージとして評価されている。今後は中堅企業市場にも注力していく。

取締役の樫尾彰氏は「雇用の流動化が進んでおり、人事給与のIT投資が今後も拡大する」と話した

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