TCPはネットワークにおける基幹プロトコルだが、動画のストリーミングなど負荷のかかる通信はTCP開発時には想定されていなかった使い方だ。F5ネットワークスジャパンの「BIG-IP v9」では、どのようにTCP通信を高速化しているのだろうか。
TCP(Transmission control Protocol)はIP(Internal Protocol)と並び、インターネットの基盤をなすプロトコル技術で、1970年代にDARPA(米国防省防衛高等技術研究計画局)によって最初に開発された。現在インターネット上では、動画のストリーミングやインターネット電話など、TCPやIPの開発当時には予想もされていなかった用途でこれらのプロトコルが使われている。
このためF5ネットワークスジャパンでは、帯域の浪費およびネットワーク速度の低下に対応するため、負荷分散・通信高速化機器の「BIG-IP v9」を提供している。BIG-IP v9には、HTTP圧縮機能、RAMキャッシュ機能(同一のHTTPリクエストに対してはBIG-IPが代理応答する機能)、TCP通信を効率化する TCP Express機能が搭載されている。
ここではBIG-IP v9が持つTCP Express機能について詳細に解説する。
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