RSAセキュリティとNTTデータ、ケータイ版SecurIDの販売開始

RSAセキュリティとNTTデータは、ワンタイムパスワード製品「RSA SecurID」の携帯電話版を開発し、4月25日より販売を開始する。

» 2006年04月25日 10時00分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティとNTTデータは、ワンタイムパスワード製品「RSA SecurID」の携帯電話版を開発し、4月25日より販売を開始する。両社は2006年1月に、携帯版SecuIDを共同で開発、製品化することを発表していた。

 RSA SecurIDは、60秒ごとに予測不可能なパスワードを生成することにより、本人認証の強度を高める製品。仮にパスワードを盗聴されたとしても、その再利用は不可能だ。生体認証に比べ導入コストが低い点もメリットだ。

 これまでRSA SecurIDは、小型のハードウェアトークンの形で提供されるケースが多かった。これに対し携帯電話版では、携帯電話上で動作するアプリケーションとしてRSA SecurIDの機能が提供される。普段持ち歩いている携帯電話でパスワードが生成、表示されるため、別途トークンを持ち歩くことなくワンタイムパスワードの機能を利用できる。

 対応するキャリアはNTTドコモ、auおよびボーダフォン。携帯電話のブラウザ連携機能を活用すれば、モバイルバンキングなどの携帯サイトにも利用できるという。

 ライセンス価格は、50万ライセンス、5年契約の場合で1ライセンス当たり4000円。金融や小売りなどのサービスを提供する企業向けに提供していく。また、共同開発に当たったNTTデータでは、ダウンロード機能や認証/管理機能などを備えたワンタイムパスワード認証ASPサービスを2006年秋をめどに提供する計画だ。

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