マルチデバイス認証のシンクライアントシステムで日本HPとネットマークスが協業

日本HPとネットマークスは、Citrix Presentation Serverベースのシンクライアント環境とユーザー認証ソフトを組み合わせたセキュアコンピューティングシステムの提供で協業すると発表した。

» 2006年05月09日 13時10分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードとネットマークスは5月9日、認証機能付きのシンクライアンシステムの提供で協業すると発表した。

 両社が協業して提供するセキュリティソリューションは、日本HPのWindows XP Embedded搭載シンクライアントPCと、ネットマークスが開発・販売中の「Citrix Presentation Server」対応ユーザー認証ソフトウェア「SecureSuiteXS」を組み合わせ、サーバ/データ統合型のセキュアなアクセス環境を実現するもの。クライアントのサーバ接続時に、SecureSuiteXSのクライアントソフトがダウンロードされる仕組みだ。

 SecureSuiteXSでは、指紋や静脈などによるバイオメトリクス認証やICカード認証など複数の認証方式をサポートしており、ICカードと指紋認証といった複数の認証デバイスを併用してセキュリティレベルを上げることが可能。また、認証時のパスワードをシステム側でランダム化することで、第三者によるパスワードの総当たり攻撃を防ぐことができる。

 価格は、クライアントPCおよびSecureSuiteXSのライセンス料を含め、100ユーザーの場合で約1000万円(Citrix Presentation Serverなどサーバシステムの価格は含まれない)。認証システムの導入対象は、大企業をはじめ、教育機関、医療機関など。

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