OSDLの日本担当ディレクターに、元富士通の工内隆氏が就任

OSDLジャパンのディレクターに元富士通の工内隆氏が就任した。開発コミュニティーと、OSDLならびにOSDLメンバー企業とのかかわりを深めることに注力していく姿勢だ。

» 2006年05月12日 11時49分 公開
[ITmedia]

 OSDLは5月12日、2006年4月19日付けで、OSDLジャパンのディレクターに工内隆氏が就任したことを発表した。

工内氏

 同氏は、富士通サーバシステム事業本部Linuxソフトウェア開発統括部において、統括部長代理として、Linuxパートナとの連携、OSS製品の企画に従事しながら、2004年3月からは、日本OSS推進フォーラムにてビジネス推進ワーキンググループの主査を務めてきた。また、2005年2月に日本独自のサブ・ワーキンググループとして発足したOSDLの「SI Forum」のメンバーとしても活動している。

 OSDLは現在、、新しく「Bridges to Communities」を活動目標に掲げ、開発コミュニティーと、OSDLならびにOSDLメンバー企業とのかかわりを深めることに注力している。その第一弾として、今年3月、Linux/OSS開発者のリーダーから構成される「テクニカル・アドバイザリ・ボード」を編成している。

 日本でも、開発コミュニティーのリーダーを招き、OSDLメンバー企業向けセミナーと、日本の開発エンジニア向けのセミナー開催などを計画しているほか、SI Forumワーキンググループの活動強化、日本OSS推進フォーラムとの連携を強化するなどの方向性が示されている。

 今回の就任に当たり、工内氏は、「OSDLがLinux/OSS開発コミュニティーとの橋渡し強化を打ち出したこの時期に、OSDLに参加し、業界のリーダー各社様とともに、日本のLinux市場、および、開発コミュニティーのさらなる活性化に取り組むことを楽しみにしている。今後、OSS推進フォーラムやLinuxディストリビュータにおける経験と人脈を生かし、OSDLに対するユーザーやベンダーからの期待に応えていきたい」と述べている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ