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» 2006年05月25日 15時42分 公開

「ハイエンド市場に殴り込む」、ネットアップがデータセンター向け大容量ストレージを投入

日本ネットワーク・アプライアンスは5月25日、同社FASシリーズのハイエンドモデルとなる「NetApp FAS6000」シリーズを発表、基幹業務システム向けストレージ市場に参入する。

[堀見誠司,ITmedia]

 日本ネットワーク・アプライアンスは5月25日、主力のFAS(Fabric Attached Storage)シリーズの最上位モデルとなる「NetApp FAS6000」を発表した。

FAS6000は同社FAS980の約2倍の処理性能を持つ

 FAS6000はミッドレンジに属する製品だが、同社初のデータセンター向けストレージとして、大規模ストレージ装置に匹敵する拡張性やデータ管理機能を持つ。FAS6070、FAS6030の2モデルからなり、6070は最大500テラバイト、6030では最大420テラバイトのディスク容量に対応する。さらに、インタフェースは4Gbps SAN対応のファイバチャネルポート×44、あるいはギガビットイーサネットポート×48まで拡張可能だ。

「フェラーリクラスの性能をセダン並のコストパフォーマンスで実現した」と鈴木社長

 シリーズ共通のOS「Data ONTAP 7G」によるシングルアーキテクチャーならではの管理性を強みとしながら、従来製品にない「FlexShare」機能を搭載した。これは、ボリューム構成管理ソフトFlexVol 7.2の新機能となるもので、システムボリュームごとにデータ入出力の優先順位を動的に設定・変更することができる。これにより、重要な業務やアプリケーションでのレスポンスをより向上させる効果を出せるという。

米Network Applianceのリッチ・クリフトン氏

 また、新製品のリリースに合わせてアプリケーション、サーバ、データ、ストレージの各管理レベルに対応する既存のデータ管理ツール群をスイート化、「NetAppマネージャビリティソフトウェアファミリー」としてまとめあげた。各ツールを機能強化して相互運用性を高め、データセンターでの運用に最適化している。

 「日本はインフラの各サービスレベルを管理するのが事業部門単位のため、ストレージ統合が遅れていた。統合型のデータ管理により、ストレージ管理者はヘルプデスク業務から解放される」(米Network Appliance エンタープライズデータセンター事業部門担当副社長のリッチ・クリフトン氏)

 代表取締役社長の鈴木康正氏は「FAS6000シリーズの国内投入をもってストレージのメインストリームに殴り込む」と述べ、米EMCやHitachi Data Systemsなどの製品がひしめくハイエンドストレージ市場で2割のシェアを獲得すると強気な目標を掲げている。

 FAS6000の販売価格は、最小構成で3754万4000円から。

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