BIGLOBE、ボットによる迷惑メール対策を実施

» 2006年05月29日 14時40分 公開
[ITmedia]

 NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は5月29日から、迷惑メール対策を強化し、ボットによる迷惑メールへの対策を実施していくと発表した。また、ボット感染により自覚なく迷惑メールの送信元になっている利用者向けのサポートも併せて開始する。

 ボットはコンピュータウイルスの一種。感染すると悪意のある攻撃者(ボット操作者)にPCが乗っ取られ、リモートコントロールされる恐れがある。ボットに感染したPCは、利用者の意思とは無関係に、迷惑メールの大量送信や特定サイトへの攻撃など悪用されるケースが出てきている。

 BIGLOBEは、ボットによる迷惑メール対策として、自覚なく大量メールを送信しているボット感染者へのサポートを実施するほか、BIGLOBEメールサーバ経由のメール送信数制御を実施する。また、BIGLOBEメールサーバを経由しない迷惑メールの直接送信や、送信元を偽装したなりすましメールの受信についても併せて対策を実施し、迷惑メール撲滅に向けた複合的な対策を実施する。

 強化内容は、ボット感染者へのサポートメール送信数制御、さらに、メールサーバを経由せず、直接迷惑メールを送信する際のメール送信経路である「25番ポート」のブロック、送信ドメイン認証(受信側の対応)などとなっている。

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