日立がIP通話録音ソフト、最大75同時通話に対応

日立製作所は、既存のネットワークに変更を加えることなく、PCサーバ上で最大同時75通話のIP通話を録音できるソフトウェア「Cozyvoice」を発表した。

» 2006年06月06日 14時29分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は6月6日、PCサーバ上で最大同時75通話のIP通話を録音できるソフトウェア「Cozyvoice」を発表した。6月7日から開催されるInterop Tokyo 2006の同社ブースで紹介する予定だ。

 Cozyvoiceは、金融機関の受付業務やコールセンターなどを対象とした通話録音ソフトウェア。SIPやRTPによるIP通話を録音し、解析できるようにする。録音された通話はWAVE形式のファイルに変換されるため、Windows Media Playerなどを用いて再生が可能だ。

 特徴は、専用ハードウェアを導入したり、既存のネットワークに変更を加えることなく利用できること。導入の際には、Cozyvoiceを搭載したWindows Server 2003サーバを分岐装置を使ってLANに接続する。また音声品質を確保するため、遅延やゆらぎの影響を取り除く「ジッタバッファ調節機能」と、劣化した通話データを回復する「PLC機能」も搭載している。

 Cozyvoiceは8月より提供される予定だ。日立では今後、ニーズに合わせ、通話データの検索機能やプッシュボタン信号のDTMF信号解析/保存機能なども提供していく計画という。

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