フィジカルセキュリティで実現する情報漏えい防止Interop Tokyo 2006

NECは、Interopにおいて情報セキュリティとフィジカルセキュリティの連携によるより高レベルの情報漏えい対策を提案した。

» 2006年06月08日 08時00分 公開
[ITmedia]

 「Interop Tokyo 2006」展示場内のセキュリティパビリオンでは、サブテーマとして「フィジカルセキュリティ」も挙げられている。フィジカルセキュリティといえば、出入り口やドアに鍵をかけることに始まり、磁気カードや指紋認証などによって人の出入りを制限するシステムへと進化してきた。現在では、このようなフィジカルセキュリティと情報セキュリティを結びつけることによって、さらに高いセキュリティレベルを実現できるようになった。

エントランスでフィジカルと情報、双方のセキュリティを組み合わせる

 NECでは、入退管理とPCのログイン機能などを1枚のICカード(社員証など)で提供するソリューションを提案している。「UNIVERGEフィジカルセキュリティソリューション」では、入室および退室の際にICカードをかざすことで扉の鍵を開けるが、退室の際にカードをかざさずに前の人について行ってしまうと、再入室できなくなる。また入室後は、PCに接続したカードリーダーにICカードを置くことで、PCが起動するようになっている。このように、人の入退室や在席をログデータとして残したり、離席時にPCが利用できないようにすることで、情報漏えいを防止する効果が期待できる。

 セキュリティパビリオンでは、扉回りに設置するカードリーダーのほか、エントランスで利用するフラッパーゲートも展示している。また、社員食堂の精算に同じICカードを利用するようなソリューションも構築可能だ。さらに、ネットワークカメラと連動して入退時の録画データを残しておけば、さらに高レベルのセキュリティを確保できる。

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