モリサワ、包括的なセキュリティを提供するアプライアンスInterop Tokyo 2006

モリサワが、米eSoftのUTM(統合セキュリティ)アプライアンスをInteropセキュリティパビリオンに出展した。

» 2006年06月08日 08時00分 公開
[ITmedia]

 セキュリティパビリオンには毎年テーマが掲げられているが、今年のテーマは「CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)」だという。サブテーマとして掲げられている「検疫」のほか、おなじみのSSL VPNやアンチスパムのソリューションが展示され、「SOX法」対策として内部統制にも焦点が当てられている。

 モリサワの出展する「ThreatWall」は、米eSoft製のUTM(統合セキュリティ)アプライアンスだ。スパムフィルタリング、アンチウイルス、コンテンツフィルタリング、アンチスパイウェア、Webフィルタリング、IPS(不正侵入防御)といった複数のセキュリティ機能を1つの筐体で提供する。LAN内のメールサーバの直前に配置したりファイアウォールの直下に配置することで、電子メールに対する各種セキュリティ機能を提供するが、ホスティングサービスなど外部メールサーバを利用している場合でも同様に利用できる点が特徴。スパムやウイルスメールがLAN内に侵入する前に、ゲートウェイでブロックする。


 スパムと疑われるメールは、レベルごとに「拒否」「検疫フォルダ」「通常配信」の3つの処理を設定する。スパムらしさを判定するためのスパムルールのスコア設定は、検疫フォルダのメールについて各エンドユーザーに最終的なスパムの判断を任せることで、ThreatWallが自動的に学習する。これにより管理者の負担を軽減できる点も、管理担当者の少ない中小企業ではうれしい機能だろう。

 価格は41万7900円から。

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