CTC、Javaアプリ稼働中も負荷をかけない米Wilyの監視ツールを発売

伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は7月10日、米Wily TechnologyのJavaアプリケーション監視ツール「Wily Introscope」シリーズを販売開始した。アプリ稼働中でも負荷をかけずに稼働状況を監視できることが特徴。

» 2006年07月10日 14時35分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は7月10日、米Wily TechnologyのJavaアプリケーション監視ツール「Wily Introscope」シリーズを販売開始した。

監視画面はシステム管理者がカスタマイズ可能

 Wily Introscopeは、大規模システムにおけるJavaアプリケーションの稼働状況、パフォーマンスを監視するソフトウェア。特徴は、Wilyの独自技術「Bytecode Instrumentation(BCI)」による性能情報の抽出。タイマーやカウンター機能を提供するProbeコードをJavaバイトコードに埋め込み、トランザクションの性能情報をエージェントが読み取むことで、ソースコードに変更を加えずにシステムのモニタリングが行える。これにより、アプリケーションが稼働中でも負荷をかけずにその稼働状況を監視することが可能で、開発段階での検証。

 また、Javaアプリの稼働状況やパフォーマンスに関するログデータを収集、蓄積する独自のデータベース機能を標準で備え、システム障害時に履歴から原因を究明できる。さらに各種運用監視ツールと連携し、ネットワークやサーバといったインフラと合わせてアプリケーションを監視することが可能となる。

 CTCでは、2006年度に10社への販売を見込む。

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