BEA、Javaアプリケーションサーバをアップデートへ

BEA Systemsは7月12日に、自社のJavaアプリケーションサーバの最新版「WebLogic Server 9.2」のほか、新バージョンのポータル「WebLogic Portal 9.2」および開発ソフトウェア「BEA Workshop for WebLogic 9.2」などを一斉に発表する予定だ。

» 2006年07月11日 16時49分 公開
[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK

 BEA Systemsは7月12日に、自社のJavaアプリケーションサーバの最新版となる「WebLogic Server 9.2」のリリースを発表する。

 カリフォルニア州サンノゼを本拠とするBEAは、新バージョンのポータル「WebLogic Portal 9.2」および開発ソフトウェア「BEA Workshop for WebLogic 9.2」も発表する。これらの新製品により、BEAのSOA(サービス指向アーキテクチャー)ツール群はいっそう充実することになる。

 BEAの技術担当副社長、ガイ・チャーチワード氏によると、BEA WebLogic Portal 9.2は、Java EE(Enterprise Edition)をベースとするサーバで、新しいツールやフェデレーション機能、コミュニティー機能の強化、各種標準のサポートなどを特徴とするという。

 WebLogic Portal 9.2は、WSRP(Web Services Remote Portal)標準をベースとするポートレットフェデレーション機能を備え、ポータルブック/ページのシンジケーションのサポート、パーソナライズ方式の配信、パフォーマンスの最適化、サービスのライフサイクル管理などをサポートする。Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)もサポートするという。

 「Workshopにはできあいのポータルテンプレートを追加したため、ポータル開発効率を高めることができる」とチャーチワード氏は話す。

 さらにBEAは、WebLogic Portal 9.2を対象とした新しいコミュニティーフレームワークおよび新しいポータルライフサイクル管理機能のほか、ポータルドメインをWebLogic Portalの旧バージョンから新バージョンへアップグレードするためのウィザードも発表する。

 BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2では、オープンソースアプリケーション開発プラットフォームであるEclipseのサポートが新たに追加された。同製品には、SOAコンポーネント/Webサービス/Webアプリケーション/WebLogicポータル/Java EE開発用のEclipse 3.1ベースのツールが含まれる。アップグレードウィザードも備えるという。

 WebLogic Server 9.2は、ゼロダウンタイムのサポートの強化のほか、クラスタ全体をオフラインにしなくてもクラスタ内の個々のノードをアップグレードする機能などを特徴とする。チャーチワード氏によると、ホットスワップ対応のアプリケーション配備機能も改善されたという。

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