このような特徴に加えて、ユーザーの投資を長期的に守るため、LTOの下位互換性規格では、1世代前までの書き込みと2世代前までの読み込みを確保している。具体的には下記の通りだ。
各LTOドライブベンダーが、オープンフォーマット技術であること利用して、特色のある製品を開発している。特に画期的な製品だったのは、「LTOハーフハイトドライブ」だろう。複雑なメカニズムを持ったLTOドライブを、PCサーバなどで一般的に使用されている5.25インチベイのサイズに収めてしまったからだ。このため、サーバやワークステーションの限られたスペースに、大容量かつ高転送レートのテープドライブを直接つなげる必要性があるユーザーにとって、最適な製品となった。
LTOハーフハイトドライブは、米HPが世界で初めて第1世代Ultriumドライブとして製品化したが、第2世代からはQuantumとTandbergも参入し、テープストレージ市場のシェアを大きく向上させているLTOテクノロジーの中でも激戦区となっている。
それでは、LTOテクノロジーで採用されているテープレイアウトを見てみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.