ウィザード操作でHDDのデータを完全抹消、ネットジャパンが消去ツール

ネットジャパンは、企業向けのHDDデータ完全消去ツール「NetJapan Disk Wiper 7.0」を発表した。

» 2006年08月04日 13時02分 公開
[ITmedia]

 ネットジャパンは8月4日、企業向けのデータ完全消去ツール「NetJapan Disk Wiper 7.0」を発表した。

 情報流出の経路の一つに、リサイクルや廃棄に回されたPCのHDD内に残っていたデータが復旧されるケースがある。OS上でごみ箱を空にしたり、単純にHDDをフォーマットするだけではデータは完全に消去されるわけではないため、専用の復旧ツールを用いればデータの復元は可能だ。

 NetJapan Disk Wiperは、こうした事態が生じないよう、パーティションやHDD全体のデータを完全に消去するツールだ。ブートストラップコードやシステムサービス構造を含むディスク上のすべての情報を完全に消去するという。データ抹消方式としては、米国国防総省準拠の「DoD5220.22-M」方式やグートマン方式など主要な方式をサポートするほか、ユーザー独自の方式を用いることも可能だ。

 特徴の1つは、ウィザードとユーティリティを用いて簡単にディスク消去操作や設定を行えること。また、起動が不可能な状態にあるHDDに対し、DOSバージョンのDisk Wiperを使用する「起動用メディア」を作成して消去作業を行ったり、スクリプトを組み込んだCDを使って自動的にデータ抹消を行うといったことも可能だ。

 NetJapan Disk Wiper 7.0はWindows 2000/XP、Windows Server 2003で動作し、価格はワークステーションライセンス、VARライセンスともに4200円。8月16日より出荷を開始する。

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