業務アプリが送付するデータを自動的に暗号化するS/MIMEゲートウェイ

日立東日本ソリューションズは、S/MIMEによる暗号化をサーバ側で行う「eMailKit S/MIMEゲートウェイ」の販売を開始した。

» 2006年08月10日 19時50分 公開
[ITmedia]

 日立東日本ソリューションズは8月8日より、S/MIMEによる電子メールの暗号化をサーバ側で行う「eMailKit S/MIMEゲートウェイ」の販売を開始した。

 eMailKit S/MIMEゲートウェイは名称の通り、企業が送信する電子メールをS/MIMEで暗号化し、電子署名を加えるゲートウェイ型のサーバソフトだ。通常やり取りされる電子メールよりも、Webサーバから送信されるフォームメールやメールマガジン、受発注システムなどが送付する注文書/請求書の暗号化といった用途を対象としている。ゲートウェイ本体は、既存のメール送信アプリケーションやWebサーバと、SMTP/POPサーバの間で動作し、外部に送信されるデータを自動的に暗号化することで情報漏洩のリスクを抑える。

 特徴は、サーバ側で一括して処理を行うため、既存のアプリケーションやエンドユーザー側に負荷をかけることなく暗号メールを利用できること。また、システムインテグレーションサービスも同時に提供されるため、機能のカスタマイズも可能という。

 eMailKit S/MIMEゲートウェイの価格は49万8000円から。今後3年間で800社、12億円の売り上げを見込む。

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