インターコムとNTTデータシステムズは、それぞれが提供する業務パッケージソフト「MegaBRIDGE」と「SCAW」の連携に関して提携を結んだ。
インターコムとNTTデータシステムズは8月22日、それぞれが提供する業務パッケージソフトの連携に関してアライアンスを結んだ。
インターコムでは、さまざまな企業間取引を実現する統合EDIシステム「MegaBRIDGE」を開発、提供してきた。バッチ処理型のレガシーなEDIと、Webや電子メールなどを活用するWeb EDIの両機能を統合したもので、企業の規模を問わず、ERPのフロントエンドシステムとして受発注業務を実現できる点が特徴だ。
一方NTTデータシステムズでは、中堅企業をターゲットにした統合基幹業務パッケージ(ERP)、「SCAW」を提供してきた。営業管理、生産管理、財務管理、人事管理、Frontizm(ワークフロー)、eTrans(データ連携)という6つのプロダクトから構成されており、日本の商習慣をきめ細かく反映している点が特徴だ。
今回の提携ではMegaBRIDGEがSCAWアライアンスパートナーに加わり、ERPとのデータ連携を実現する「ERP連携ユーティリティ」でSCAWがサポートされることにより、両製品の間でシームレスなデータ連携が可能になる。取引先に合わせ、連携用プログラムを個々にカスタマイズする必要がなくなるため、導入時のコストや期間を削減でき、企業間取引のEDI化をいっそう推進できるとしている。
またNTTデータシステムズでは、ERP市場開拓の主力製品の1つとしてSCAWを位置付け、2006年度中に関連ビジネスで100億円の売り上げを目指すという。
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