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» 2006年08月24日 13時44分 公開

Webでの動画配信に2つの動き

ブラウザ上で映像を編集し、ブログへと公開できるサービスの登場、そして動画投稿の監視サービスも開始されている。

[ITmedia]

 ブログやSNSなど、Web上での動画配信は一般ユーザーにも広がっている。各サービス業者も積極的に動画配信に対して取り組んでおり、その傾向は今後ますます進んでいくだろう。これら動画配信に関して、2つの動きがあった。

 sus4(サスフォー)は、ブラウザで映像を編集して公開できるサービス「Clip Cast」β版を発表した。

 このサービスは動画編集と動画共有ができるものであり、無料のユーザー登録を行えば誰でも利用可能となる。従来であれば動画を編集するためには専用のローカルソフトを用意しなければならなかったが、Clip Castでは、ブラウザを介して編集可能となっている。ローカルPCからアップロードした動画をつなぎ合わせたり、文字やフレームでの装飾といった編集を行うことが可能。

 アップロードされたデータは、FLV形式に変換されてFlash Playerで再生ができる。今後は、ケータイからのアップロードにも対応する見込み。アップロード可能な動画ファイルはAVI、MOV、MPEG、FLV、3GP、MP4。ユーザーには、500Mバイトのディスク容量が与えられる。

 編集し終わった動画はインターネット上に公開され、生成されるタグからブログなどClip Cast以外のWebサイトでも動画を公開することが可能となっている。

 これは、配信する動画を編集するというサービスだが、もう一つ、公開された動画に対するサービスもスタートしている。

 ガイアックスとフォースクーナは提携合意をし、6月から開始している「community-cruise(コミュニティクルーズ)」において、動画投稿の監視サービスを追加した。コミュニティクルーズは、6月12日にスタートしたコミュニティサイトの運営サービス(関連リンク)。投稿監視や、サーバの稼動監視などを行う事業者向けのサービスとなっている。

 今回追加された「動画投稿の監視サービス」は、サイト内の動画を24時間365日、サポート人員が目視監視し、不適切と判断される動画が発見された場合には、迅速に削除するというもの。不適切と判断されるものとしては、著作権、わいせつ、名誉毀損、反社会的、迷惑行為等に関連するものが挙げられている。これら以外にも、要望に合わせて基準を作成するほか、判断があいまいな動画に関しては、速やかにクライアントに連絡して確認を仰ぐ。

 また、不適切な動画を投稿したユーザーに対しては、必要に応じて警告も行う。さらに日報や詳細なリポート提出、ミーティングなどにより、クライアントとの連携を保つという。

 ケータイなど、動画の撮影が可能となる環境が整う中で、昨今では盗撮やテレビ番組の録画を不特定多数へ公開するなど、インターネット上の動画公開に対するトラブルも頻出している。Clip Castのようにブラウザから簡単に動画編集ができるサービスは、動画を公開したいユーザーにとっては喜ばしいが、諸刃の剣となる可能性もあるだろう。このような意味では、今回のような「動画投稿の監視サービス」のようなサービスが増えてくる可能性もあり、動向が注視されるところだ。

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