JA大阪電算、VoIPネットワークを構築 JAグループ大阪にIPセントレックスサービスを展開

JA大阪電算は、自営の高速広域IP網によるフルIPベースの内線相互通話サービスを稼働。各農協の通話環境をIP化して、通話コストの削減を可能にした。

» 2006年08月31日 14時24分 公開
[ITmedia]

 JAグループ大阪内に電算業務サービスを提供する大阪府農協電算センター(JA大阪電算)は、自営の高速広域IP網によるフルIPベースの内線相互通話サービスを8月に稼働させた。各農協の希望に応じて通話環境をIP化して、通話コストの削減を可能にしたという。

 沖電気工業のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCER SERVER SS9100」(SS9100)をベースにしたシステム。JA大阪電算に設置したSS9100を中核に、各農協の既設PBXや電話をVoIPゲートウェイ「BV1270/BV100」シリーズなどによって接続、自立型のIPセントレックスを可能にした。

 新たな試みとして、JA大阪電算の一部の部署に複合型IP電話端末「Com@WILLRソフトフォン」も導入しているという。公衆回線の外線網を使用していた「為替FAXOCRシステム」にいつても、本部側のFAXサーバと各農協に設置されているエントリー用FAX間を順次IP内線化し、通信コストの低減とセキュリティ向上を目指す。

 今後、JAグループ大阪全体にIPセントレックスサービスとして順次拡大展開していく予定だ。

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