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» 2006年08月25日 07時00分 公開

MSのSpeech Server 2007が音声自動応答アプリ開発で統合へ

当初、単体製品として計画されていたSpeech Server 2007が、Office Communications Server 2007に組み込まれることになった。ただし、価格とライセンス契約にどのような影響が及ぶのかは明確になっていない。

[Greg DeMichillie,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 当初、単体製品として提供される予定だった「Speech Server 2007」が、Live Communications Server 2005の後継版として2007年第2四半期にリリース予定の「Office Communications Server 2007」に組み込まれることになった。

 両サーバの統合により、開発者にとっては音声自動応答(IVR)アプリケーションの開発が容易となり、IT管理者にとってはそうしたアプリケーションの導入が容易になるだろう。こうしたアプリケーションは両技術を用いている場合が多いからだ。ただし、価格とライセンス契約にどのような影響が及ぶのかは、まだ定かでない。

 Speech ServerはIVRアプリケーションを開発するためのプラットフォームだ。IVRアプリケーションでは、ユーザーは声を発するなり、電話のキーパッドで数字を入力するなりして選択を行い、あらかじめ録音されたメッセージや指示、あるいはコンピュータが生成する音声といった形で情報を入手できる。現行版のLive Communications Serverはインスタントメッセージ(IM)、プレゼンス、ボイスオーバーIP(VoIP)をサポートしているが、IVR機能は備えていない。

 IVRアプリケーションは特に、顧客サービスコールセンターの自動化に有用だ。またコールセンターは、Communications ServerのVoIP機能も有効に活用できるだろう。例えば、コールセンターはSpeech Serverを使って顧客から情報を入手し、Communications Serverのプレゼンス情報に基づき、その通話を適切なオペレータに回したりできる。

 こうしたソリューションはおそらく、Speech ServerとCommunications Serverで別個に構築するよりも、Communications Serverのみに構築するほうが、統合の作業も少なくて済むだろう。

 だが、Speech Serverが組み込まれたCommunications Serverでソリューションを構築する場合には、Speech Serverのみでソリューションを構築する場合と比べて、ライセンスコストが高く付く可能性もある。

 最も重大なのは、Communications Serverは各ユーザーごとにClient Access License(CAL)を必要とし、一方、Speech Serverではプロセッサ当たりの料金体系が採用されている点だ。ユーザー数の多い組織にとって、この違いはライセンス料の増加をもたらしかねない。ただし、MicrosoftはまだCommunications Server 2007の価格を発表しておらず、Speech Server顧客の移行方法についても説明していない。

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