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» 2006年08月10日 18時05分 公開

2団体がIP電話技術者資格を一本化、「IPTPC VoIPアドバイザ」が業界標準に

IP電話普及推進センタ(IPTPC)と情報通信設備協会(ITCA)は、IP電話のシステム開発に携わる技術者向けの認定資格をIPTPCの資格に統一することで合意した。

[ITmedia]

 IP電話普及推進センタ(IPTPC)と情報通信設備協会(ITCA)は8月10日、VoIP(voice over IP)システム設計/開発にかかわる技術者向けの認定資格を統一することで合意したと発表した。この合意により、ITCAが認定を行ってきた「ITCA VoIP資格」を終了し、今後はIPTPCの「IPTPC VoIPアドバイザ資格」に一本化する。

 ITCA VoIP資格は、ITCAがVoIPシステムの工事に携わるエンジニアの早期育成のため、2003年9月に設定した技術認定資格。IPTPCはVoIP資格の設定段階から協力関係にあり、ITCAが実施する認定試験は、IPTPC側が2002年12月に設けた「VoIP認定技術者資格制度」に基づくIPTPC VoIPアドバイザ資格に準拠しており、両団体で2つの資格を相互に認定してきた経緯がある。

 今回、両団体が資格認定をIPTPC VoIPアドバイザ資格に一本化した措置は、ITCA主宰のVoIP技術資格認定委員会において、IPTPC側の技術者資格が各種企業や通信事業者が推奨する資格として「事実上の業界標準」であるとの判断によるものだ。

 ITCA VoIP資格を取得済みのエンジニアは、そのままIPTPC VoIPアドバイザ資格として活用できる。また、ITCAの資格を取得予定のエンジニアも、IPTPCの資格を取得後、同等の資格として活用できるという。

 資格の一本化に伴い、ITCAでは今後、ホームページや会員向けの機関誌においてIPTPC VoIPアドバイザを会員に周知させるなど、VoIP認定技術者資格制度をサポートしていく。

 IPTPCは、沖電気工業がIP電話の普及促進を目的に2002年に設立した業界団体で、技術者資格制度の運営や教育サービスにNEC、日立製作所、岩崎通信機が参加している。同団体が設定する資格には、VoIPシステムの提案力や営業力を認定するVoIPアドバイザを含め5種類がある。一方のITCAは、電気通信事業法で定める端末設備および自営電気通信設備についての調査や研究などを行う社団法人であり、ITCAが2003年に設立したVoIP技術資格認定委員会には、上記のIPTPCに参加する沖電気やNEC、岩通なども運営にかかわっている。

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