IBM、ストレージ技術開発プロジェクトを発表

最初のハードディスク市販から50年。IBMがストレージ技術の将来計画を公表した。

» 2006年09月07日 08時12分 公開
[ITmedia]

 米IBMは9月6日、同社のAlmaden Research Centerにおいて、次世代ストレージ構想を発表した。2006年は、同社初の市販ハードディスクドライブ「IBM 350 Disk Storage Unit」「IBM 305 RAMAC Computer」発売50周年に相当する。

 同社が公表したストレージ構想の柱は4本で、「Storage-Class Memory」プロジェクトは、従来のハードディスクやフラッシュメモリを置き換える、低コスト、高パフォーマンス、高信頼性のソリッドステート・ランダムアクセスストレージの開発を目指す。「Intelligent Data Storage」は、将来のストレージがデータのリポジトリ的な役割を果たすことを見据え、データ管理や分析機能、不正行為防止やID認証機能の付加を目的としている。

 「Storage Systems That Compute」は、ロジカルパーティション(LPAR)の利用により、ストレージサーバ上に仮想サーバを設置、アプリケーションの効率活用を目指すもの。「Advances in Storage Management」では、オープン規格を基盤とした、オートノミックな(問題個所を自発的に修復する)ポリシーベースのプロトコルを利用し、異機種環境のストレージインフラの効率管理を目標とする。

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