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» 2006年09月19日 18時34分 公開

既存のネットワークのまま導入可能、トレンドマイクロがSCMアプライアンス

トレンドマイクロは、コンテンツセキュリティ機能に特化したセキュリティアプライアンス「Trend Micro InterScan Gateway Security Appliance」を発表した。

[高橋睦美,ITmedia]

 トレンドマイクロは9月19日、ウイルス/スパイウェア対策やコンテンツフィルタリングといったコンテンツセキュリティ機能に特化したセキュリティアプライアンス「Trend Micro InterScan Gateway Security Appliance」(InterScan Gateway Security Appliance)を発表した。

 InterScan Gateway Security Applianceは、同社のインターネットゲートウェイ向けソフトウェアパッケージ「TrendMicro InterScan VirusWall」の機能をアプライアンス化した製品だ。ウイルス/スパイウェア対策のほか、スパム対策、フィッシング対策、URLフィルタリングおよびコンテンツフィルタリングといった機能を1つの筐体で提供する、SCM(Secure Contents Management:セキュアコンテンツ管理)アプライアンスという位置付けだ。

 特徴の1つは、アプライアンスの形で提供することにより、容易に導入/運用できる点。ソフトウェアベースの製品は柔軟性や拡張性が高く、既存システムとの高いインテグレーションが求められるエンタープライズ分野には適しているが、一方でメンテナンスの負荷が高い。これに対しInterScan Gateway Security Applianceは導入および運用が簡単で、担当者の負荷が低い点がメリットだという。

 InterScan Gateway Security Appliance自体が単一障害点となる事態を防ぐため、機器に障害が発生した際でもサービスを継続する「フェイルオープン」(LANバイパス)をサポート。また、ウイルス検出エンジンなど主要な機能はCFカードに格納し、HDDにはログや隔離されたファイルのみを保存することで、障害の影響を最小限にとどめる仕組みとした。

 もう1つの特徴は、既存のファイアウォールの背後でブリッジとして動作するため、ファイアウォール/VPN機能も統合して提供するUTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)製品に比べ、設定変更が不要なことだ。

 「すでにファイアウォール/VPNは導入済みで、既存のネットワーク構成に手を加えることなくコンテンツセキュリティを追加したいと考える中小/中堅企業にとって使い勝手のいい製品」(同社プロダクトマネジメント課の神田貴雅氏)。

トレンドマイクロ、プロダクトマネジメント課の神田貴雅氏

 InterScan Gateway Security Applianceではほかに、同社独自の機能として、危険度や感染力の高い脅威を、パターンファイルの配信よりも早く検出、ブロックする「大規模感染予防サービス」やウイルス/スパイウェアに感染してしまった端末を検出し、削除/復旧作業をガイダンスする「ダメージクリーンナップサービス」が提供される。また、TrendMicro InterScan VirusWallにはない独自の機能として、送信元の「素性」をユーザーの評判に基づいて評価し、効率的にフィルタリングを行うネットワークレピュテーションサービスが利用可能だ。

 InterScan Gateway Security Applianceには、ユーザー数に応じて6種類のモデルが用意されており、価格は最大100ユーザーのエントリー機種「M100」が89万7000円、最大1000ユーザーまで利用可能な最上位機種「M1000」が346万4000円。10月26日より販売を開始する。全機種にセンドバック交換サービスも含むサポート料金が含まれている。

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